皆様からお預かりした支援金の活用状況についてご報告させて頂きます。
詳細につきましては順次公開してまいりますので、よろしくお願い致します。
- 第1期
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おがつ店こ屋街(宮城県石巻市雄勝町)
雄勝硯や東京駅舎の屋根に葺かれた天然石スレートの産地として名高い、豊かな山と海に囲まれた伝統工芸の町、雄勝町。津波によって甚大な被害を受け、町の中心部は壊滅的な被害を受けました。被災した建物の解体が進む中で、震災前の面影を追うことも、震災後の歩みを感じることすら難しくなってきています。そこには現在、仮設商店街である「おがつ店こ屋街」が建設され、唯一の商店街として地元に暮らす人々のライフラインを支える他、被災後にバラバラになってしまった住民同士の繋がりを維持するだけでなく、新たな町の中心として外から訪れる方々の目指す場所にもなっています。
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- 第2期
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青空サッカー教室(宮城県石巻市河北町)
仙台出身であり15年間に渡ってベガルタ仙台に在籍していた、元プロサッカー選手の千葉直樹さんを先生にお招きして開催する青空サッカー教室。大川地区や近隣の子供たちを対象に、定期的に行っていく予定です。広い空の下、サッカーを通して元気いっぱい駆け回れる機会と、誰でも参加できる自由なコミュニケーションの場を提供していきます。
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にっこりKID'Sネイチャースクール(宮城県石巻市北上町)
震災後、子供たちが安全に遊びまわれる場所が少なってしまっただけでなく、仮設住宅や避難先など住む場所もバラバラになってしまったことで、以前のように気軽に遊べる環境にない子供たち。外で自由に遊べる機会をつくり、そして自然の素晴らしさと厳しさを体感できる学びの場を、地域の方々と共に提供していきます。9月から毎回異なるプログラムを継続的に実施する予定です。
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- 第3期
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石巻 BLUE RESISTANCE(宮城県石巻市)
地元のバンドマンが中心となり「東北ライブハウス大作戦」を通じた全国からの支援を受けて2012年10月30日にオープン。震災後、例え借金をしてでもこの街にライブハウスをつくりたいと苦心していた折にこのプロジェクトと出逢い、被災地で3番目のライブハウスとして完成。BLUE RESISTANCEという名前はTHE MODSの同名の曲から名付けられ、「暗闇から這い出してやる」という歌詞に被災した石巻を重ね合わせたそうです。これまで地元の中学・高校生バンドをはじめ県内外のプロ・アマ問わず、さまざまなジャンルのミュージシャンが出演。人と人を繋ぐ希望のライブハウスとして広がりを見せています。
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おがつクラフトフェア(宮城県石巻市雄勝町)
600年以上も昔から脈々と受け継がれてきたと言われる雄勝町の伝統工芸。特産の玄昌石を使った雄勝硯は戦国武将伊達政宗も愛用したとされ、経済産業大臣指定伝統的工芸品にもなっています。震災後、山からの採石はストップし、工場や道具も全て流されましたが徐々に生産を再開。そんな中、これまでの伝統工芸品に限らず、「雄勝=ものづくり」の地にしていけたらという願いを込めて、2011年5月から「おがつクラフトフェア」の開催をスタート。震災後に浜の女性たちがはじめた手作り品や、雄勝地区以外からの工芸品も並ぶ他、ワークショップエリアでは雄勝石に直に触れ、自分だけのものづくりを体験できる企画も充実しています。
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