TRAVEL DIARY オフィシャルサイト

なおと世界一周旅日記 番外編 Vol. 2   「どこで14時間待つか?!」

2003年8月4日(月)        in  関西空港  

そして、しばらくすると、俺のバックパックが戻ってくる。
奴も世界に飛び発ちたかっただろうに、我慢汁を出しながらご主人のもとに
帰ってきた。そして、ここまで俺を連れてきてくれた姉さんから俺を預かった
受付の姉さんが(迷子の子供を預かる感覚)、説明を始める。
さっき俺が逃した香港行きの便は、香港からバンコクに行く便に乗り換えられる
最終便であったのだという。つまり、もう今日、バンコクに行くことは無理だという
ことが伝えられる。香港までは行けるが、そっからの便が今日はもうないとのこと。タイのバンコク行きは、明日まで待たなければならないらしい。
そこで、提案される。

「ここで14時間待つか、香港で14時間待つか?どちらになさいますか?」

さあ、世界一周してきますって奴の超高層ビル並みに上がっているテンションで、
ここ関西空港で14時間いたら、ショートしてしまうだろうよ。
お姉さん、行かせてください、香港に。

格安航空券だったのにも関わらず、さらに単なる俺の遅刻だったにも関わらず、
たったの5000円で次の便への変更をしてくれた航空会社さんに感謝。

どうなることかと思ったが、とりあえず、香港に行けることが決まってからは、
持ち前の超ポジティヴ魂がやにわに働き始める。
タイ、バンコクから始まるはずであった世界一周の旅。
急遽、香港からスタートするには、何かわけがあるに違いねー。
ちょっとの間しかいられないが、そこで何か起こるに違いねー。
初っ端から波乱万丈なこの旅。
これから、たくさんいろんなことが起こるんだろうな。

今回の旅のテーマは、木の形をしている。
真ん中にどっしりと1つのテーマの幹があり、その上に3つの枝がある。
幹の下には2つに分かれている根っこがあるのだ。
まず上の3つの枝というのは、
人間的パワーアップ、世界の音楽吸収、それに英語である。
そして根っこの2つは、realityとfantasyである。
realityというのは、現実の世界。つまり行く土地土地で、現地人と絡み、
そこの生活感を感じるということだ。fantasyというのは、超現実の部分。
自然などが作り出す壮大な世界。地球というものを感じたいのだ。
ギアナ高地、パタゴニアの氷河、世界の遺跡。日本の生活では感じられない、
現実離れしたファンタジーの世界。
そう、その両方を感じてこそ、旅に深みが出るのだと思う。
最後に、真ん中の太い幹はというと、「死なない」ということだ。
これが、まず先になければいけない。
それだけの長い旅をすれば、危険なことも起こるであろう。
しかし、まずは、死なないということが常に先決である。

さて、香港から始まる世界一周の旅。
そんなテーマの木と共に、
存分に感じてきてやろーじゃねーか!
世界ってやつをさー!


    香港経由 香港スタート☆なおと

Travel Diaryの続きは「FCナオト・インティライミ」サイトにて!

QRコード

<< 旅日記目次に戻る