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なおと世界一周旅日記  Vol. 217    「曇りのち晴れ 〜パーティー〜」

10/3(日)          in マイアミ (アメリカ)

マイアミ滞在3日目、その日も一人だった。
一泊18ドルのドミトリーの部屋は、国際学生証の効力で、17ドル。
従業員も感じ悪いし、居心地は別に良くない。
しかし、マイアミビーチの南側、
サウスビーチにある、この「THE CREEK HOSTEL」の設備はすごい。
朝食付き、プール付き、プールの傍にはバーカウンターがあり、駐車場もあり、
キッチンも付いている。
物価の高いアメリカでは自炊をしないと、厳しい。
旅ももう終盤になって、貯金の底も見え始めた、いや、はっきり見えている。

午後から、ひとりでビーチに泳ぎに行き、帰ってくると、
HOSTELはパーティ会場へと変身していた。
人がたくさんいる。
音楽ががんがん鳴っている。
そして、俺も音の鳴る方へ吸い寄せられていった。
コンガを叩いているガイの所へ行くと、いつの間にか一緒にコンガを叩いていた。
その様子を見ていた人たちが「こっちへ来い」と手招きをしてくれ、
話に花が咲いた。
彼らは、コロンビア人だったのだ。
「俺、コロンビア、大好きー」から始まり、アンドレス・セペーダ、フリオ・ナヴァ、
マイーアたちとツアーを廻っていた話をすると、驚いていた。
その反応から、コロンビアで起きていた事が、どれ程凄い事だったかを実感した。
と同時に、やっぱりコロンビア人って、本当にいい奴らだな、人なつっこくて、
人に優しくて・・・と、コロンビア人の人の良さを再確認した。
さらに、デンマーク人、アイルランド人、オーストラリア人のルームメイトたちとも
仲良くなっていった。
パーティーってすごい!そう感じた。

その次に、踊りってすごい!と感じた。

相変わらずファニーなダンスを踊っていると、どんどんギャラリーが増えていった。
奇抜なダンスで人気を博したナオトは、
さらにどんどんいろんな人とつながっていった。
知り合いは誰もいなかった状況から、一変、
ふと気が付くと、知らない人は誰もいないくらいになっていた。

昼から、深夜までそのパーティーは続いたが、夜11時になって、
そのパーティーを抜け出した。
行くところがあった。
「Jazid」というライブ・バーである。

昨日、違うクラブに向かっている途中で、
音が漏れ聞こえてきたところがあって、思わず飛び込んだのだった。
ぶっ飛ぶほど格好いいラテン・ファンクバンドが演奏していた。
ラテンに、ファンクに、レゲエに、ラップ。
そのかっこいいスタイルに、すっかり惚れ込んだ。
演奏が終わり、トイレで順番待ちをしていると、
そのバンドのヴォーカルの一人が話しかけてきた。
 「おまえ、ミュージシャンだろう?」
え? 何でわかるんだ?
(ドレッドヘアーならまだしも・・・この坊主頭の東洋人を見て、そう言うとは・・・)
 「わかるさ!! 明日、同じバンドで演奏するんだ、セッションしようぜ。」
おお、歌えるんだな、明日。

ということで、ホステルのパーティーで随分上がったテンションを引きずって
2日連続「Jazid」にやって来たのだった。

P.S.
ちなみに、ここマイアミ・ビーチは正真正銘「ヌーディスト・ビーチ」であります。
そこら中で、女性が胸をおっぴろげております。
こちらの人は食べているものが違うせいでしょうか、
胸がよく発達してらっしゃり、その大きさはまことに見事なものであります。
初めはその光景に喜んでいたのですが、だんだん慣れてくるのが不思議です。
かわいい金髪ネーちゃんのご褒美おっぱいもあれば、デブなおばちゃんのトローーンとしたシワシワのまじできっつい拷問おっぱいもありますので、一概にヌーディストビーチという響きだけで、楽園を想像するのは、大きな間違いであります。


    その夜、何が起こる?☆なおと


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