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なおと世界一周旅日記   Vol.134  「サンティアゴ・クルス」

5/24(月)          in  ボゴタ(コロンビア)

ライブハウスで、サンティアゴに出会い、即興ライブをし、
クラブに踊りに行った翌日には、サンティアゴと、友達のイタリア人、妹、
その友達と、みんなでお昼ご飯を食べに行った。
この辺で有名なレストランに連れていってやると誘われ、
連れていってもらったのは、車で40分、チアというボゴタの隣の町。
チアの肉は有名らしく、今日のように休日にはボゴタから家族連れや、
友達同士など、たくさんの人で、界隈のレストランはどこも満員だそうだ。
チュンチュージョという豚の腸などの変わった肉も初挑戦であった。
とにかく、普通の牛の肉などの美味いこと美味いこと。

サンティアゴと話していて(彼は英語ができるのでよかった・・・)わかったのだが、どうやら彼はなんと、こっちでデビューしているプロのアーティストであった!
肉を食べた帰り、タワーレコードに寄るとワーナー・ミュージック・コロンビアから、
1-st アルバムが発売されていた。
道理で、昨日のライブの質も高かったし、バックのミュージシャンの
クオリティーも高かったわけだ。
よくありがちな、プロになりきれなかったセミプロの箱バンとは確かに違った。

「サンティアゴ・クルス」(28歳)、早速CDを買って聞いてみた。
これが、またいい。 素直にかっこいい。
軽快なポップスもあれば、甘い声で歌うバラードもある。
まだ、コロンビアで馬鹿売れというわけではないが、いつ大ヒットが出ても
おかしくない逸材であることは間違いない。
そして、人間的にもほんとにいい奴である。
もうすでに二人は大の仲良しになったいる。
お互いに音楽的にも、人間的にもリスペクトし合っているのだ。

その日の夜、サンティアゴから電話があった。
実はサンティアゴの彼女はラジオやTVのパーソナリティをしており、
彼女に、「なおと」のことを話したら、大変興味を持ってくれ、
ゲストでラジオの番組に出ないか?ということであった。
まったくもって断る理由はなく、声を大にして乗り気な気持ちを伝えた。
コロンビアの有名なラジオ局、La FMにあさって水曜の朝、出演が決定した。

わーーーお!!
つながってきた〜!
つながってきたぞーー!!
つうかサンタクルス、おもしろい奴に出くわしたものだ。
なんかあるぞ、なんかあるぞーー!!

さらに、来週の水曜日、俺のライブがあるから、何か一緒にやろうか?という
素敵な誘いをいただいた。
おお! ライブ!! やろう!
うん? 待て、来週の水曜日かーー。
うわー、けっこう先だなー。
悩むなー。
だって、先に進みたいから・・・。

コロンビアに入ってきた時から、「心ここにあらず」といった感じであった。
もう、心はギアナ高地を通り、その先のキューバ、ジャマイカに飛んでいた。
しかし、ここにきて面白い流れがコロンビアで発生しつつあるのも感じていた。

ここで、1週間も留まってていいものか?
幸い、宿は、エンリケさんのお姉様の家に居候させてもらっている。
確かに、もし今回このままで終わり、次、サンティアゴと何かしようとしたら、
時間や、お金、タイミングなど、相当のエネルギーが必要だ。
ましてや、日本とコロンビアは遠いのだ。

きっと、ワールドツアーにきっと何かしらつながっているに違いない。
残って、ライブを一緒にやりたい気持ちと、先に進みたい気持ちが交錯していた。
旅の前半、中盤なら何も考えずに「やる」と決めていたであろうが、
そろそろ日本も近づいてきた頃であり、先を急ぎたい気持ちになってきたところであったための、葛藤であった。


   つまり、出会いだ!☆なおと


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