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なおと世界一周旅日記  Vol. 62  「フラメンコ」  

12/4 (木 )    in セヴィーリャ (スペイン)

アレー!
オレー!

ひとつの展開が終るたびに、お囃子役の二人の男達が大きな声で、叫ぶ。
この声を聞くと、「あー、ここはスペインだぁ。」と、実感が沸く。
30人も入れば満員の会場は、熱い空気に包まれていた。

フラメンコ。
ジプシー音楽や、アラブを筆頭に多くの民族音楽が混ざり合って
生まれたと言われる。(諸説が存在する)
誰もが知っている音楽だが、生で見聞きする機会は少ないだろう。
その情熱的な歌と踊りは、生で見るからこそ、聞くからこそ実際に伝わるものだ。

モロッコからスペインに戻って来た。
フラメンコで有名なアンダルシア地方のセヴィーリャにやって来た。
本物のフラメンコに触れるためだ。
セヴィーリャの中でも、名の通ったフラメンコのお店に本場のショウを見に行く。
まず、目が飛び出しそうになったのは、そのギターさばきである。
二人のギタリストの指の動きはとてつもなく速い。
片手に指が10本もあるのではないかと思えるぐらいの超早技で、
細かい音を奏でていた。

ステージの中心では、華やかな顔立ち・派手な格好をした
ラティーナ女性が、歌いながら、時に、手に持ったカスタネットを鳴らしながら、
華麗にステップを踏んでいる。
タップダンスである。
ギターと、手拍子に合わせ、靴の裏でリズムを刻む。
心地いいリズム。

2本のギターに、歌と踊り、そしてお囃子のおっさんたちの声、手拍子、
常に見所があり、あっという間にそのショウは過ぎていった。

アレー。
オレー。

フラメンコという音楽が、ドクドクと、自分の体内に入り込むのを感じた。
そのリズム、そのメロディー運び・・・。
もっともっと、フラメンコに触れたいが、先に駒を進めなくては。
次なる街へ進もう。
16時間のバスの旅で、ここセヴィーリャから、バルセロナを目指す。

    アレー★なおと



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