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なおと世界一周旅日記 番外編 Vol. 1「世界一周一人旅の最初のフライトに・・・」

2003年8月4日(月)        in  関西空港  

「は?何で?何が起きたの?どういうこと?」

突然のことで、何のことかさっぱり理解できない。
なぜ、俺が飛行機に乗れないのか?
「ご搭乗になれません」
と、今、この女性に言われた理由が、とっさにはわからなかったのだ。
理由を聞いて、まさかと、時計を慌てて見てみると・・・・・・
なぜ、俺が飛行機に乗れないのか?
「ご搭乗になれません」
と、今、この女性に言われた理由が、とっさにわかったのだ。
この係りのお姉さんが、ただ俺に意地悪をしているわけではないということが、
その時計が教えてくれた。
それは、出発時刻の5分前であったからだ。

出発時刻の5分前ということは、ボーディング・タイム(搭乗時刻)の35分遅れ
である。普通、人が飛行機に乗る時、搭乗時刻の40分前に指定されている
ボーディング・タイムにはゲートに行っていなければいけない。
それがなんと、そのボーディング・タイムを大幅に遅れて、ましてやこれから世界一周の旅に出かけようとしている、しかも変なドレッド頭のお兄ちゃんが、
さらには、まったく気にかけぬ様子で何食わぬ顔で、ゆっくりと歩いてきたわけだからなー。まあ、おかしいわなー。
出国審査のゲートのところで、必死に俺のことを探していた係りのお姉さんが、
ようやく俺を見つけたものの、残念ながら、「time is up!」というわけだ。

しまったー!!?!
ようやく、そのしでかしてしまった事の大きさに気がつき(やや遅め、やや)、
目がバサロの鈴木大地なみにクネクネ泳いだ。
これから、世界一周に行こうとしてる奴が完全、飛行機を「電車感覚」で
乗ろうとしているところから、間違っている。
5分前に来て、乗ろうとしているのだから。
しかし、言わせてもらおう!遅刻したわけではないのだ。
空港にはちゃんと2時間前に着いていたのだ。
では、なぜ?
空港に到着してから、朝食を食べてみたり、本屋行ってみたり、
最後の電話をしたり、メールをしたり。
何か知らんが、妙な余裕、妙な落ち着きが発生。
全然意味のわからない落ち着き感が体内に充満していたのだ。
ある意味、旅の出発に浮かれていたともいう。。
これから旅に出ようとしている諸君にもの申す!
空港に着いたら、まずチェックイン&出国審査終えて、
出発ゲートの前で、ゆっくりしなさい。
そうしないと、出発の前にいきなり、
脇に結構な量の液体を発生させる羽目になりかねません。

正確には、俺が出国のスタンプを押してもらおうか、としていた時に、
航空会社の係りのお姉さんが、俺の名前を大きな声で呼んでいて、俺が
返事すると、出国審査のおじさんに、
「そちらのお客様は、もうご搭乗になれません。
 (出国のスタンプをおさないで!!」 と、言い放った。

当然、何のことかわからない俺が、そのお姉さんに訳を聞き、
時計を見て、一時は納得。
しかし、その後、そのお姉さんが、一刻を争う状況といった様子で、
焦りながら「預けたバックは何色か?」と聞く、
「灰色のバックパックだが。。」
って、まさか、今から機内に積んでしまった俺の荷物を探し出すというのか?
それなら、ずっとか俺がポンって乗った方が早いやんけ!
っと、当たり前の反論をするも、お堅い反応で却下。
そのお姉さんに連れられ、チェックイン・カウンターまで、駒戻し。
飛行機に乗り遅れたのは、初体験っ!うふふ。
とは、いってられやしない。
まさか、今日、日本を発てないのか?
今日中にほんとならタイのバンコクに着くはずだった。
俺は、ここから脱出できるのか?気が気でなくなってくる。
まさか、これだけ意気込んできて、今日発てないとなると、それは、ダサすぎる。
かっこ悪すぎるぞー。言えねー、人に言えねーぞー!
昨日、泊めてもらった親友の家に帰るわけには、いかん。
どうなんだ?次の飛行機に乗れるのか?!って、いつかわからんが。


      果たして、どうなる?☆なおと


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