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なおと世界一周旅日記  Vol.218  「自力で開拓!!〜飛び込みライブ〜」

10/3(日)         in マイアミ (アメリカ)

パーティーを抜け出し、Jazidに向かう。
本当に歌えるのかどうかは定かではないが、とりあえず行ってみよう。
パーティーのおかげで、心も体も軽くなっていた。

Jazid に着くと、昨日演奏していたバンドの連中が、外でたむろっている。
パーカッションのアランと、ギターのフィールが、話しかけてきてくれる。
昨日、Vo,の人に誘われて、歌いに来たことを伝えると、
「おお、よく来たねー」と、優しい受け入れモードに、ほっとする。

ライブも終盤になって、昨日話しかけてきてくれたヴァーカルが、俺を手招きする。
「ステージに上がって来い、そして歌いな」と。
バンドが演奏している上に乗っかって、即興で歌いな、という意味だ。

ステージにかけ上がり、マイクを持つ。
ヒューマンビートボックス!!
いきなり、そのクラブにパっと明かりが灯ったように、会場が沸いた。
2小節して、一回止まる。
休んで、また2小節。
俺の声のビートが入ってる時と、入ってない時の両方のを感じてもらうためだ。
俺のビートが入ってきた時に、お客さんの踊りもより一層激しくなる。
つかみは、オッケー。
次にリズムから、歌に切り替える。
ジャジーなスキャットで、バンドに合わせて即興で歌う。
すると、トロンボーンが、付いて来た。
バトルの始まりだ。
俺と、トロンボーンは向き合って、掛け合いセッションをする。
初めは、俺の歌に奴が同じフレーズで付いてくる、追いかけてくるのだ。
途中から、反対になり、俺が奴に付いていった。
奴もだんだんノッてきて、吹くフレーズが複雑になっていく。
それを俺が耳で聞いて、すぐ同じようにあとから付いていく。
そのやりとりを見て、聞いているお客さんとバンドメンバーたちは、
大受けで、歓声が飛び交う。
最後に、同じリフを一緒にやって、それにバンドも合わせてきて、曲は終わった。

やった、決まった。
やってやった感!
大盛況!
そして、俺のマイアミライフは、ようやく始まったんだ。

お客さんからは、「おまえ、最高だぜー。」と、声をかけられる。
バンドメンバーとは、お互いの音楽性をこの場で感じ合った。
心の距離は、すでに縮まっている。
一緒になんかやろうぜっ、明日早速、ドラムの家のスタジオでセッションしようぜ、なんて話になっている。

ワクワクマイアミライフの第一幕が、ようやく開いた。
音楽がなかったら、俺の人生は何も始まらん。


        音楽で開拓!☆なおと


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