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なおと世界一周旅日記  Vol.199  「ネグリルに来たのに・・・雨!」  

8/17(火)         in ネグリル (ジャマイカ)

昨日、モンテゴベイに着いたばかりだというのに、
俺のフィーリングは、もう既にネグリルに行っていた。
ネグリルという町は、ジャマイカの島の西にある「綺麗な夕陽」で有名な
観光客に人気の、小さい町だ。
俺も、その夕陽とやらを拝みに出かけた。
モンテゴベイからネグリルは近い。
荷物を全部持ち歩くのは面倒くさいので、日帰りで戻ってくることにした。

地元ッティの足である乗り合いバンで、ネグリルに向かう。
定員が揃ったら出発という形式のその乗り合いバンは、乗れるだけつめるので、超ピッチピッチの状態で、1時間半。
さらに別のバンに乗り換え、1時間、ようやくネグリルに着いた。
昨日聞いた彼の話では、この間をタクシーで200ドル?!
こうやって来れば、4ドルで来られるのに・・・。

またここでも、雨男っぷりを発揮。
俺が到着した午後、雲行きはかなりあやしくなってきた。
これでは夕陽どころか、大雨になるぞっ〜と懸念し始めたその時には、もう遅く、
案の定、スコールが容赦なく襲ってきた。
30分ほどして、雨は止んだが、あたり一面見渡す限り、雲、雲、雲。
これでは、夕陽は拝めないだろう。
俺がここネグリルにやってきた目的は、海に沈む美しい夕陽を見ること。
その夕陽が見られないのなら、もう帰ろう。
また日を改めてくればいいのさ。
(果たして、ほんとうに戻って来られるかどうかは別にして・・・。)

っと、乗り合いバンの乗り場まで行き、乗り込み、定員が揃うのを待っていた。
その時、ふと窓の外をみると、木に立てかけてある看板が目に入る。
そのデザインの感じ、写真の感じから判断するに、
どうやらこれは、音楽のイベントの宣伝であろう。
ボンティーキラー・・・ん?知ってるぞ、このダンスホール(最近のレゲエ)に
あまり詳しくない俺でも、その名前は知ってるぞ!
ほかに、ニンジャマン、、、ケイプルトン、、、知らないな。
後ろの席に座ってる若めのお兄ちゃんに尋ねてみることにした。
 「このイベントって、でかい?」
 「あーーーもちろん!!ニンジャマン、ケイプルトン、ボンティ。
  超ビッグネーム、超ビッグネーーム!!
  ほかにも、たーくさんのアーティストが出るよ、このイベント。  
  超ビッグダンス(パーティー)さ!!!
  15時からだから、もうすぐ始まるよ。
  まあ、朝までやってると思うが。」
 「にゃにぃーーーーーーー!!!
  やっぱ、そうか、でかいよな、でかいよな。
  さっき雨宿りさせてもらったところのお兄ちゃんも、
  そういえばそんなようなこと、言ってたなー。
  あー、このことだったのかー。
  これは、行きだろ、行きだよな。
  このタイミングでこの町にいるんだもんな。
  そうだな、これは行きだ!!」

感じると、決断は早い。
乗り合いバンを降り、会場に向かっていた。


     グッド・タイミング☆なおと


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