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なおと世界一周旅日記    Vol. 80  「だんご三兄弟」    

1/28(水)        inブエノスアイレス(アルゼンチン)

♪一番上が長男、一番下が三男、間に挟まれ次男、
ダンゴ三兄弟、チャッチャ!!♪

ブエノスアイレスのへそであり、ブエノスアイレスの渋谷であるラバーシェ・ストリートを歩いていると、しばしばCD屋からタンゴが流れてくる。

その度に、この曲を思い出す。
ある日、「ダンゴ三兄弟」について、大発見をした。
ダンゴ。 タンゴ。 ? ん ? まさか!
タンゴのリズムにのせて歌われたこの曲は、
なんと、ダンゴとタンゴをかけていたのかー!?
(何?みんなそんなこたぁ分かっていただとー!?
ふん! いいのだ。 
自らの力で俺はその時、発見したのだ!)

タンゴが生まれた街、ブエノスアイレス。
この街で、本場のタンゴを感じ、さらにタンゴを体験することになるのだが、
そのきっかけは意外にもブラジル領事館での出会いであった。

この旅の当初のプランでは、南米はブラジル以外の国々を回る予定であった。
2002年11月に1ヶ月間、ブラジルだけを旅したゆえに、
今回の旅では、ブラジルへは足を踏み入れないつもりでいた。
エジプトのカイロのスルタン・ホテルに行くまでは。

カイロからスペイン・マドリッドへのフライトのその日(2003年11月18日)、それまで中東を抜きつ抜かれつと旅してきた旅人連中と、
別れを惜しむべく団欒していた時であった。
ある旅人の口から、ブラジルの「カーニバル」の話が出た。
カーニバル・・・か。
なるほど、リオのカーニバルのことか・・・。

違う? 何? サルバドールの方が熱い?
どちらにしろ、今回の旅は、ブラジルは行かない事に決めているのだ。
ブラジルに行っている時間的余裕は俺にはないの・・・だ・・・。

それで、いつ?
2月の半ばかー。 
何ー?! 俺が南米を旅している時ではないか。
ピンポイントである。呼ばれている。
これは、呼ばれているぞー。
別にブラジルに頑なに行かないと決める理由など無く、
逆に、こういった然るべく未来にワクワクした。

カイロで2度目のブラジル行きを決断してから2ヶ月が経ち、
ブエノスにあるブラジル領事館にVISAを申請しに行った時のことだ。
VISA申請のためのアプリケーションをパソコンに向かって必死に打っていると、
隣でもまた日本人らしき男が、パソコン相手に苦戦を強いられていた。
お互いその苦労を分かち合い、ついにVISAの申請が終わった。
一緒に昼飯でもどうかという話になり、お互いの事を話している内に、
話が、まとまった。明日、タンゴに一緒に行こう!!

やす君。31歳。日本を離れて9ヶ月。
タンゴに出会って以来、すっかりのめり込み、日本でタンゴを始め、
2年間、本場ブエノスでタンゴ・ダンス修行をするのだと言う。
週に3、4回は、踊りに行っていて、「ちょうど明日行くから、見に来る?」の
「見に来る?」の部分を言い終わる前に、「一緒に行っていい?」と、尋ね、
「もちろん」の言葉をいただいた。

〜P.S.爆笑話〜
町中を走るローカル・バスに乗ろうとしていた時のこと。
前の入り口から乗り込み、自分の行きたい場所に行くかどうかを、
運転手に尋ねた。
その答えは、イエスでもノーでもなく、スペイン語で何か説明をしてくれるが、
さっぱりわからない。
俺の前のフロントガラスの手前にある何か機械のようなものを指差している。
ん?  ここから切符が出るのか? 
それを取れと、言っているのだな、と勝手に解釈。
その機械に付属している棒を回すが、いっこうに切符が出てくる気配はない。
運転手は慌てて、ノーノーと叫んでいる。

なぜか?
それは、行き先の書いてあるプレートを回し、
行き先を勝手に変えていたからであった。

なかなか出来ない体験をさせていただきました。
人生最初で最後の体験でしょう。
果たして人類が誕生してから、今に至るまで、運転手以外の人間で、何パーセントの人間が勝手にバスの行き先のプレートを変えたことがあるのでしょうか?
今度イミダスで調べてみたいと思います。
ごめんなさい。もう、しません。
行き先を勝手に変えるのは、自分の旅だけにしておきます。。。

    後にも先にも☆なおと


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