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なおと世界一周旅日記  Vol. 28  「青山?銀座?」

9/25(木)      in  ベイルート (レバノン)

きれいに舗装された道路に、小奇麗なブランドのお店やレストランが並び、
買い物や、食事を楽しむ、お金持ちの人々。
ここは、青山か、はたまた銀座か。
こういった高級感あふれる場所では、
ヒゲのはえた旅人は何か場違いな気持ちに陥る。
お店の人や歩いている人に相手にしてもらえない。
そういった被害妄想さえ沸いてくる。
しかも、ここがダウンタウンというから驚きだ。
ダウンタウンといえば、新市街からちょっと離れた庶民的な安い店や安宿などが多い旧市街を指すことが多いが、ここレバノン・ベイルートのダウンタウンは、
モダンな地区になっていた。

新しい国、新しい町に入るとまず自分の頭に地図を描くために街を練り歩く。
人に絡みながら、情報を得ながら、練り歩く。
おしゃれなダウンタウンを通り、中級のホテルが並ぶハムラ地区を通り、
地中海の海沿いの道に出た。
そこで、ありえない速さで回っている観覧車を見た。
は、はやい。
どうやって乗るのか?どうやって降りているのか?何周回るのか?
疑問だらけだったが、今日のところはひとまず通り過ぎようとしたところ、
その遊園地の向かいに、ミニサッカーコートを見つける。
これは行くしかない。
サッカーをやってる奴を見つけたら一緒にやる!
やらないと気が済まない。
俺ってほんとサッカー大好きなんだなーっと、にやけてしまった。

サッカーが終わって、レバニーズ(レバノン人)である大学生の彼らと、
いろいろ話した。
一緒にボールを蹴った仲間との話は、会話が弾むものである。
シモねたから平和の話まで。
すぐ隣のシリアと、レバノン。
元はひとつの国だったが、今はその生活の水準に差があるのは
容易に感じられた。
しかしレバノンの復興の早さはすごい。
ここが本当に10年前まで15年間の宗教トラブルに
よる内戦を繰り広げられていた国か?
建物のところどころに銃の跡はあるものの、
それを感じさせないくらいの発展を遂げている。
日本だってあの敗戦の跡形をちっとも感じさせないくらい発展した。
人ががんばった証拠である。
どんなにボロボロな状態でも、がんばって前に進もうとする力、
上に這い上がっていこうとする気持ちがあれば、国だって人だって、
立派に成長できるんだな。
何回倒れたって、また立てばいいさ。
その度に必ず大きくなってるはずだ。

P.S
ベイルートからバスやヒッチハイクで行ったジェイタ洞窟は実にすばらしかった。
芸術である。
地球が誕生してから少しずつ少しずつ作られたという自然の芸術作品。
その圧倒的な美しさに心を一瞬にして奪われた。
広い洞窟の空間に、石灰石が織り成すさまざまな形。
天井からはつららのような形で、大きいものから小さいものまでぶら下がってる。
3kmあるという洞窟の下には川が流れている。
その水と岩のハーモニーが、俺に安らぎを与えてくれた。
心が澄み渡る・・・。

  ベイルートより    高速観覧車を見て興奮した★なおと

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